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匿名ならば素性はバレないという常識は本当か #2

プレゼンテーションする女性のシルエット
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日本のSNSの利用状況については2010年54月23日から27日までの調査として「INTERNET Watch」にて「40代のSNS利用者に「GREE」が人気、10代と並ぶ登録率」という記事があります。

以下に割合の部分を引用させていただきます。

調査は4月23日から27日まで、SNSに登録している15歳から49歳までの携帯電話利用者1100人を対象に、携帯電話によるインターネット調査で実施した。

それによると、SNS大手5サイトへの会員登録状況は、「mixi」が65.2%、「GREE」が57.1%、「モバゲータウン」が52.5%、「MySpace」が3.8%、「Facebook」が3.6%だった。

引用元:40代のSNS利用者に「GREE」が人気、10代と並ぶ登録率 :INTERNET Watch
2010/5/25 17:30
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100525_369332.html

上記の調査によりますと、国内の企業が運営しているSNSの割合が、2010年初の時点では大差をつけていることがわかります。

日本のSNSの利用状況の結果は

外国の実名登録のSNSよりも国内の匿名可能なSNSのほうが2010年の時点では好まれていたことがわかります。パソコン通信では匿名で利用するのが一般的だったそうですし、掲示板・2ちゃんねるも投稿者名は「名無し」とするのが一般的なようです。

どうして「匿名ならばリスクが低い」と考える人が多いのか検討したところ、ブロガーのオフ会でのやりとりにヒントがあることに気がつきました。

  1. 「ウェブはヴァーチャルだから」
  2. 「いやウェブもリアルな世界だ」

という2つの意見が出たのです。

Myspace

Facebookの場合、マーク・ザッカーバーグ氏は「現実世界とウェブでも交流するためにFacebookを作った。だからフレンドはリアルな友達と等しい」という内容を「フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)」において述べています。

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
デビッド・カークパトリック 小林弘人 解説

4822248372
日経BP社 2011-01-13
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かつてFacebookのライバルであったMyspaceは、自由度の高さと音楽ファイルを公開しやすい状況が人気でした。が、ユーザがうっかり個人情 報をSNSに書きこんでしまい漏洩させてしまうトラブルが問題となりました。

facebookの実名主義

のちにFacebookに、利用者数第1位の座を奪われてしまいました。諸外国 では、リアルな友人だけとつながるFacebookの形式のほうが、個人情報が第三者に漏洩するリスクが低いとユーザに判断されたのかもしれません。

誰に情報を公開するのか、プライバシーの設定をきちんとしておけば、実名でSNSに参加していてもリスクは減らせる、という思想をFacebookから感じます。

ウェブはヴァーチャルな世界なのか

一方、日本の場合「ウェブはヴァーチャルな世界である」と認識されている方が多いのではないでしょうか?そのため、現実世界ではしないようなことを油断して行なってしまうという事例が生じるように感じられます。

  • Twitterで個人情報を誤爆してしまう事件や、
  • mixiで反社会的な投稿をしたら会社の人に見つかり解雇された

など、ニュースを検索すれば「うっかりウェブで失言」、その結果、炎上、素性が割れてしまい騒ぎになる、という事例が散見されます。「ウェブは現実世界とは別物」と思い、「匿名ならば素性はばれない」と油断した結果生じたのかもしれません。

個人情報は意外に簡単に追跡できる

個人情報漏洩や各種リスクを避けるために日本では匿名が好まれていると考えています。しかし、IT業界の人間ならばIPアドレスや携帯電話の識別番号など、さまざまな情報を技術の活用によって判別することも可能です。

私は「個人情報がぜったいに漏えいしない」ということはほぼ不可能ではないかと考えています。人間には思わぬ油断、隙が生じるからです。自分に隙がなくてもハッカーが利用サービスのサーバに侵入した事によって情報漏えいすることが起こりうります。

日常生活の行動を投稿すれば、身元は割れる

自分だけでなく第三者の影響も考えますと、「匿名でウェブを利用すれば素性はばれない」という前提は成立しないのではないかと仮説を立てています。 匿名でブログを書いたり、TwitterやFacebookに投稿しても、日常生活の行動を投稿すれば身元は割れやすくなります。実名ゆえのリスクがあります し、匿名ゆえのリスクも生じます。

「○○のイベントに参加しました」とツイートした場合、自分が現在いる会場や場所が確定されてしまいます。未来になってもあの日、あの時、あの場所 にいたことがフォロワーに知れ渡ってしまいます。

ツイートは魚拓が残る

もし自分のツイートを削除しても、魚拓としてフォロワーにツイートは残ってしまいます。今、自分がツイー トした個人情報はほぼ永遠にウェブに残り続ける可能性が高くなります。GPS機能やチェックイン機能をオンにしている方は匿名でも実名でも情報が外部に伝わっていることを自覚する必要があります。

 

編集履歴:2014.3.6 22:52 「匿名ならば素性はバレないという常識は本当か」の続きの部分を独立させました。(#1から#5)冒頭の一文を追加しました。204.4.23 21:50 見出し「ウェブはヴァーチャルな世界なのか」「Myspace」を追加しました。編集履歴:2014.3.6 22:54 「匿名ならば素性はバレないという常識は本当か」の続きの部分を独立させました。(#1から#5)冒頭の一文を追加しました。2014.4.23 21:48 見出し「日常生活の・・・」「ツイートは魚拓・・・」を追加しました。2014.3.6 22:46 「匿名ならば素性はバレないという常識は本当か」の続きの部分を独立させました。(#1から#5)→2014.8.11 23:34 二分割に戻しました。

 

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